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Gemini-CLIとGitHub Pagesを使ったウェブサイト構築の講義資料

エージェントCLI選定

2025年9月現在、数多くの言語モデルとエージェントCLIが登場しています。筆者がいくつか使ったものの中でのおすすめや比較を、完全に主観で書いています。Gemini CLI以外のエージェントCLIサービスは基本的に有料となるため、課金するサービスの参考にしてください。

現状の主要なエージェントCLI

サービス名 提供会社 利用可能モデル 価格/プラン概要
Gemini CLI Google Gemini 2.5 Pro, Gemini 2.5 Flash 無料(60リクエスト/分、1,000/日)/Team向け有償あり
Codex CLI OpenAI GPT-5 Plus ($20)/Pro ($200)
Claude Code Anthropic Sonnet 4.1、Opus 4.1(Maxのみ) Pro ($20)/Max ($100/$200)
Cursor CLI Cursor GPT-5, Claude, Grok等 Pro ($20)/Ultra ($200)

エージェントCLIの発展経緯

現在、有名かつよく使われているエージェントCLIは上記4つだと思います。

最初に登場したのはClaude Codeで、エージェントCLIが大きく話題になったのもClaude Codeがきっかけでした。エージェントCLIの性能は、頭脳となるLLMの性能によって大きく左右されます。Claude 4(Opus 4/Sonnet 4)がリリースされたタイミングで、Claude Codeの性能も飛躍的に向上しました。

次に公開されたのがOpenAIのCodex CLIです。2025年4月の公開時点では、コード生成能力がClaude Codeに劣るとされていましたが、GPT-5の公開とともにCodex CLIでGPT-5が使えるようになったことで性能が大幅に向上し、2025年9月現在はCodex CLIが有力な第一候補となっています。

Gemini CLIは6月に公開され、無料で使用できる点が大きく話題となりました。直近では、AIエディターを提供するCursorが、8月にCursor CLIを公開しています。

一つ選ぶならどれにするか

これらのエージェントCLIをすべて使ってみた私が一つ選ぶとしたら、OpenAIのCodex CLIをおすすめします。

まず性能面では、GPT-5とOpus 4.1は体感でほぼ同等(得意不得意な領域はある気がしますが)で、Gemini 2.5 Proは一歩及ばない印象です。となると、Codex CLI、Claude Code、Cursor CLIが候補となります。

この3つから選ぶとして、エージェントCLI以外のメリットに注目します。Cursorは開発エディターで、基本的には開発用途に特化したサービスです。一方、Anthropic(Claude)とOpenAI(Codex)は、Web・スマホアプリ上のAIチャットをはじめ、様々なサービスを提供しています。月額$20(もしくは$200)を払うとして、エージェントCLI以外にもどのサービスが最も充実しているかを考えると、私はOpenAIのCodexが最も良いと判断しました。

しかし、このおすすめも1ヶ月後、もしかしたら1週間後には変わっているかもしれません。Claude 4.5やGemini 3のリリースの噂もあります。

こうした最先端のサービスを追いかけて選定することも重要ですが、やはりプログラミングの基礎やソフトウェアエンジニアリングの基本を理解することをおろそかにしてはいけません。しっかりとした基盤を持った上で、これらのサービスを補助的に使うことが大切だと思います。でなければ、いつまでもサービスに振り回されてしまうでしょう。

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