おわりに
この講習会では、Codex CLIを使用してGitHub Pages上にWebサイトを構築する方法を学びました。以下に主要なポイントをまとめます:
- Codex CLIの活用: Codex CLIを使って、コード生成や修正、文章作成を効率的に行う方法を学びました。
- GitとGitHubの基礎: バージョン管理システムであるGitの基本操作と、GitHubを使ったプロジェクトの管理・共有方法を理解しました。
- Webサイトのスタイリング: CSSを用いてWebサイトの見た目を改善し、より魅力的なデザインを実現しました。
- JavaScriptの導入: JavaScriptを使って、Webページに動的な機能を追加し、インタラクティブな要素を提供する方法を学びました。
これらのスキルを活用して、さらに高度なWebサイトを構築し、公開することができます。Codex CLIとともに、あなたの創造力を活かして楽しいWebページを制作しましょう。
(余談)AIエージェント時代にプログラミングを学ぶ意味
Codex CLIやClaude Codeといったエージェントツールの登場により、プログラミング言語を知らなくてもWebサイトやアプリケーションが作れるようになりました。ソフトウェアエンジニアの人員を削減した企業もあるそうです。そんな時代に、わざわざプログラミングを学ぶ意味はあるのでしょうか。
私自身、これらのツールを使ってWebアプリやスマホアプリを複数作ってきました。その経験から言えば、現時点では学ぶ意味は明確にあると感じています。
小規模なら「すべてAI任せ」で大丈夫
簡単なホームページを作りたいだけだったり、アイデアのプロトタイプを最低限の形で試したいだけなら、すべてAIに任せてしまって問題ないと思います。実際、AIが書いたコードが確認なしで正しく動くことは多いです。
コードの規模が大きい場合
ただ、ある程度の規模のアプリケーションやシステムを作るとなると、事情が変わってきます。
2025年12月現在、トップ性能を持つLLMでも、常に正確で良いコードを生成してくれるわけではありません。そのため、AIにコードを書かせるときは「ガードレール」を敷くことが推奨されています。ドキュメントを整備し、テスト環境を整え、その上をAIに走ってもらう——という使い方です。
とはいえ、AIが間違ったコードを生成していたら、人がそれを見て指摘しなければなりません。エージェントCLIにはエラーメッセージを読んで自動修正する仕組みがありますが、エラーだけを無理やり解消する「場当たり的な」修正をしてしまうことも少なくありません。結局、AIがどれだけコードを書いてくれても、人がそれを読んで評価する必要があるのです。
コードを読まずに進めるとどうなるか
コードベースが大きくなるにつれて、どこかに不具合を抱える可能性は高くなっていきます。人がレビューやコードの理解をしないまま開発を進めてしまうと、問題が起きたときに原因の特定や修正がとても難しくなります。LLMには一度に扱えるコンテキストに限界があるので、コードが増えれば増えるほどAIによる修正も難しくなっていくのです。
実際、コードを読まずにAIエージェントで作ったWebアプリは、今では保守や機能追加が不可能、といったケースも見てきました。
AIが書いたコードを評価できるようになろう
こうした事態を避けるためには、適切にガードレールを敷いて、人がきちんとレビューできる体制を整える必要があります。そのためにはプログラミングの知識や開発の経験が欠かせません。
将来、生成AIがさらに進歩して、本当にすべての開発をAIが担えるようになったら、それは夢のような話ですよね。でも少なくとも今の段階では、地道な学習にも意味があると言えそうです。それに加えて、生成AIをプログラミング学習や開発のツールとして上手に活用する方法を身につけることも大切だと思います。
AIのおかげでプログラミングの敷居は下がりました。AIがどんどん進歩していく一方で、そのAIが書いたコードを評価できるように、我々もスキルを磨かなければならないと強く感じます。
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